純粋にピュア()なネットの民は素人清楚系プロAV女優アレルギーな話
ワニが死んだ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%8B
死んだことはどうでもいいがあのコンテンツ周りの動きがきな臭く面白そうなのとちょっとお気持ち出したくなったので書く。
1日目が流れてきたときに思ったことは
「この4コマ漫画は日常シュールギャグなんだな」
ということだ。
ギャグマンガにおける生死の軽さを逆手にとり、彼が死ぬ遠い結末をオチとして明示しつつ日常の言ってしまえばどうでもいい一コマを描くマンガだと思っていたし、100日間ネタを投下し続ける厳しいマラソンのような企画でそれをすることで後の仕事につなげたいんだなと思った。
つまり1~99日の4コマは100日目彼がどう死ぬかを引き立てるための上り坂であって本題は100日目にこそあるのだと感じた。
やや病的なバズり方をしているようにも感じたがネット(特にTwitter)で話題になるものはだいたいくだらないことなのでそこは気にしなかった。(1日目のギャグセンスが高いせいでジャンル誤認をさせられたとも言う)
若干の違和感を覚えたのはテレビに作者が出てきてからだ。
3月の初頭だったか2月末だったかは覚えてないしどのテレビ局だったかも定かではないが午後3時ごろの一番つまんない時間のワイドショーでトレンドになっているマンガとしてワニが紹介されていた。
それだけならどうということはない、単なるバズった物の紹介であり普段から猫動画がどうだの加工動画がどうだので毒にも薬にもならない1コーナーとして終わるのだと思っていた。
しかしマンガの紹介の後作者が出てきてインタビューを受けている。
さらに彼が言うには命の大切さだ日常の大切さだとシュールギャグマンガを使ってご高説を垂れてるではないか。
まだ完結してない、走り切ってない企画なのにまあ余裕そうだなぁと思ったが、作者がしゃしゃり出てきてギャグを解説することは最低のネタバレだと思っているので小さな違和感、喉奥に小骨が引っ掛かったような状態でネタバレ防止のためにテレビを消した。
そして3月19日、99日目
朝のスッキリ(我が家は日テレを付けることが多い)を流し見していたらまたワニが出てきた。
テレビ特有のゴミのようなアテレコラッシュ、マンガの紹介と来てまた作者が出てきてご高説を垂れる。さらにはプロ?のイラストレーターのコメンテーター()が100日目の考察と称して自作の2次創作を垂れ流す。MCが濁声でなんか言ってるなどとTwitterマンガの宣伝にしては尺取りまくってるしそこまですごいものだったか?と思った。
その後書籍化が発表、どうやら後日談も付いてくるらしい。
まあこれだけ話題にされているなら出版社の目にも止まるだろうしこの本を手元に置いていつでも読み直したいか?とは個人的に思ったが感動共感優先主義の民には刺さるんだろうなと思った。
ただ書籍化はともかく後日談まであると書かれてしまうと本当にワニは死ぬのかまで含めた可能性の揺らぎの部分も合わせて面白さを作っていたマンガがおおよそ予想されるルートを1本化してしまい100日目を楽しめないのではないか?とも感じた。
最後にやってきた100日目、3月20日
やられた。
全ては広告代理店お得意の口コミバズり風ステマ工作だった。
明らかにマンガが広くバズってから企画を作ったとしては間に合わない怒涛のメディア展開。
作者が散々死が云々日常が云々言ったすぐそばで死をネタにあまりにも露骨すぎる商売の音頭が鳴り響いていた。
正直妄想の範疇を出ないからあまり書かないがこれはやりすぎだ。
単純に裏切られた!ショックを受けた!というよりは設定の順守はしてくれやと思った。
スポンサードや商売っ気を極力隠して始めたのならせめて企画終了後の余韻を楽しめているときにメディア展開や商売を発表しサプライズ感を演出しろ
ネットのトレンドは熱しやすく冷めやすい打ち上げ花火みたいなものだが、いい物には一定数のファンがつきそのファンに紐付いているさらに大勢の一般人にもいい影響が波及していくだろうになぜ打ち壊すような真似をしてしまうのか。
鉄は熱いうちに打てと言われるがあれじゃあでたらめに叩きすぎている。
個人的にいいものには黙って金を払うべきというスタンスといいものだと思ったがお前の態度が気に食わないので金は出さないというスタンスは並立するので金を払うべき論を振りかざしてる人は自分の選択肢を極端に狭めて広告代理店の手のひらで飛び回る孫悟空になっているぞと言いたい。
あとこのアレコレで一番儲けるのは作者でもなければショップでも歌手でもなくトレンドワードにただ乗りで記事書いて収益化させてるブログや物申す系動画上げてるやつらだと思う。