ストリクスヘイヴン個人的注目カードとアレコレ
4/23日発売予定で4/17からプレリリースが始まるMTGの新セット「ストリクスヘイヴン:魔法学院」
ストリクスヘイヴン:魔法学院|製品情報|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト
どうせプロプレイヤーや大手配信者や大手ショップのライターがアホほどプレビュー記事や動画を出してるとは思うが俺も思ったこと感じたことはちゃんと文にして残しておきたいと思っているので書く。
一応スタンダードとリミテッド目線で書く。(統率者目線に関しては個々人の意見の比重がデカすぎるから触る程度で)
白
今セットのメカニズム「魔技」を持つ1マナアタッカー。
《アクームのヘルハウンド》に似た条件達成していないと殴ることができないタイプのウィニーだが0マナやキャントリップやマナ加速とインスタントソーサリーは複数回唱えることが現実的に可能なので何かしらそういうワンショットを狙う面白デッキは生まれるかもしれない。
スタンダードだと構えておけば踏みつけられにくいか。
PVだろ、空だって飛ぶさ。
3/1飛行クロックの優秀さは《厚かましい借り手》でみんな知ってるはず、そしてサメトークンに激突していく無常さも知ってるはず。
能力は白らしさあふれる疑似的なハンデスであり単に手札1枚のコストを2増やすだけに見えるが、予顕することでコストパフォーマンスを高められ現在使われているカウンター《襲来の予測》や追加ターン《アールンドの天啓》をほぼ使用不可能レベルにしてしまえるのはなかなか強い。
単に白単アグロが《絶滅の契機》や《影の評決》を遅らせて相手の思惑を崩すのもいいしミッドレンジ的なデッキで使っても面白そうではある。
アーティファクトではなくなった《電結の働き手》
人間でありウィザードであることを生かして運用したいがこれを注目カードにするのは《オゾリス》が好きな俺ぐらいでは?
生け贄手段を用いる白黒オゾリス…?
クリーチャー1体の強化と新メカニズム「履修」がついたソーサリー。
やってることは地味だが+1/+1カウンターを置いてウィッシュボードorルーティングというのはほかの履修カードに比べれば有用に見える。
問題はサーチ先の講義カードがアレなことだが…
こういう平等系カードがまともに使われてるの見たことないし白のドローって言ってこのレベルの出すぐらいなら最初から作らなくてよくね?
と言ったものの白にもアドバンテージを稼ぐ手段を白らしく与えたいウィザーズ側の考えもわからなくはないからこういうカードを出発点にして赤の衝動的ドローのような着地点に向かっていってほしい。
ここまで書いたが白のドローって《弱者の師》のような条件達成してマナ払ったらドローですでに白らしいのがあるじゃんそっち方面で強めのを出せよ。
青
いつから《霜のオオヤマネコ》が飛んでいいことになったんだ?
しかも全くパワータフネス下がってないし
これを一方的にコンバットで処理できるアンコモン以下の生物がセット内に6種類程度しかいないので3ターン目から殴りだしたら一瞬でゲームが終了してしまう可能性あるんだけど大丈夫か?
一応今回白黒のトークンである墨獣とは相討ちになるけどテンポが良すぎて青のトップコモン感がある。
手札に入るタイプの3マナチューターがついにインスタントソーサリーを持ってこれるようになった。(今までに何かあれば教えてください)
まあそれだけだがサーチ手段の乏しいスタンダードパイオニアではコンボデッキでこれを用いてキーカードを探すとかあるんだろうか?
統率者でもこういうのが使えるレベル卓なら即決ものだろう。
ほぼ《アショクの潜伏者》
アンコモンなのでなかなかお目にかかれないが使えばちゃんとゲームを決め切ってくれるはず。
地味に自分以外をアンブロ化させるため横にいいパワーのが並んでいたらすごいかも。
黒
多分一番強い履修持ちカード。
履修が本体であとはおまけっぽさがある。講義カードを採用できる黒いアグロデッキなら《影槍》より優先されるのだろうか?
リミテだとうまくしゃくれば気持ちいい枠、成功体験に引きずられないように自戒も込めてピックアップ。
能力のことは忘れていい。今セットもパワー4の生物が少なめで、つまりタフネス4はある程度盤面における蓋になる。
この手の4/3/4は信用していいセットと使っちゃダメなセットがあるが今回は使えるはず…
書いてあることは強めだが全部一緒にした結果弱くなった感じがあるカード。
今セットからキーワード能力化した「護法」を持つが青のようなマナ要求ではなくライフ要求なので立ち上がりのカードとして使いたいこいつに持たせるべきではない。
魔技によるトークン生成も3マナかけて条件を達成して出てくるのが1/1の死んだら1ゲイン程度では圧にならない。お前ウィザーブルームやめてシルバークイルになれ2/1飛行呼べ。
そして極めつけは3/2という攻撃的スタッツ、こういうシステム系クリーチャーは3マナなら除去に対してある程度タフネスで耐性を持っておきたいが環境にはびこる《砕骨の巨人》の出来事《踏みつけ》で即死してしまう。
期待はしたいが今は使いたくないカード筆頭。
赤
捨てた手札を1マナ払うことで使用可能にするおっさん。
踏まれることとこいつ以外でルーティングを積極的に行わないことからあんまり能力が誘発しにくい印象がある意外は結構優秀に見える。
スタンダードだとサイクリングデッキが使ったりするのだろうか。
赤のトップコモン感あるパワー4。リミテにおいて能力は忘れてもいい気がする。
赤白は一応墓地を触って何かするカードがあるがなかなかやれないように思える。
最近のセットで毎回あるテキストの不備持ち。正しいテキストは下
モダンのドレッジやストームでの活躍が期待されてるカード
特にストームでは《巣穴からの総出》で出すゴブリントークンの数が10体程度でよくなり、さらに速攻によってゴブリントークンを出したターン中に勝つことができるようになるのは画期的だ。
スタンダードだとさすがに2マナと重い気がする。
魔技の条件達成で1マナが宝物の形で帰ってくる。
4マナと重たいがスタンダードのコンボで使ってくれと言わんばかりの性能。
緑
講義カードの中ではまだギリギリ味がする方のカード
サーチはともかくテンポロスの穴埋めか3点ゲインがついてるのが偉いと思った。
低コストのアーティファクトかエンチャントを割ったら邪魔者トークンが出る講義ディッチャ。
3マナソーサリーと講義であること以外は弱いがサイドボードから必要に応じて持ってくるカードとしてはこのレベルを最低でも期待していた…していたんだが…
EtBで履修する5/4トランプル
現状弱い。地上戦の雄である《砕骨の巨人》《恋煩いの野獣》より1マナ重いにもかかわらず相討ちとなるのが致命的。
ローテーション後《カザンドゥのマンモス》と枠を争えたら幸せじゃない?
赤白
自分の他のトークンでないクリーチャーが死亡するとスピリットを種族に追加したトークンにすることで疑似的に復活させるスピリットロードなドワーフ
かなりモリモリな能力だが若干受け身なこととどうせ最初に死ぬのはこいつなので十全に能力を発揮できることは少なそう。
だが書いてあることはトップクラスに強いのでピックアップ。
ほぼ《セラの天使》こういう正直なスペックの二色生物好き
相手が緑でないならかなり強いと思った。
《削剥》をダメージがPWにも飛ばせるようにしてエンチャント破壊も追加したらソーサリーにされた器用貧乏感あふれるサイド要員
書いてあることは弱くはないだろうがエンチャントはともかくアーティファクト破壊は《エンバレスの宝剣》や《スカイクレイブの大槌》があるのでなるべくインスタントタイミングで破壊したいのが人の心。
赤白の大学ロアホールドのトークンである3/2スピリットを出せる講義。
普通にメインで採用していいんじゃないかな?ドラフトでたくさん取れたら3マナ圏のクリーチャー枠として他にいいのがなければ真面目に考えてもいいかも。
戦闘ダメージ以下のマナコストの生物をリアニメイトできるスピリット。
パワーを伸ばす手段は赤白なら取りやすく、うまく3点与えられれば墓地にいる《尊い戦歌い》をリアニできるので見た目より強そう。《恋煩いの野獣》で止まらない構築を目指したい。
白黒
クリーチャーと土地以外は何でも破壊できるいぶし銀系カード
基本はディッチャとして採用してたまにPW破壊できたらうれしいとかそんなもんだと思った。
1マナクリーチャーが出せていればテンポのいい《思考囲い》。
前のめりなアグロが《強迫》と選択することになったらいいなあ…こういう2マナのハンデスってよほど環境にあってないと使われないんだよなあ…
個人的には好き
一見フレンチバニラだがクリーチャを対象に取る呪文なら相手のクリーチャーを対象にとってもマナコストの軽減効果が働くのでスタンダードのちょっと重めの除去もテンポよく打てるようになる。
踏みつけがないことを祈って立たせたい。
《翻弄する魔道士》に似たカード名を指定する人間
特にそのカードが唱えられなくなるとかはないが唱えると3点ゲイン1ドローでアドが取れる。
基本は《踏みつけ》指定で《砕骨の巨人》で気軽にアドバンテージを取られないようにするのがいいのだろう。
パワーが3あるのでちゃんと自分で殴る気概を見せてくれているのは流石レア。
緑黒
《新緑の魔力》的なトークン生成とライフペイで土地全アンタップを持つエルダードラゴン。
7マナとかなり重く緑黒のデカブツ枠は《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》というライバルがいるがこちらは面制圧力で勝負していきたい。
しかし面で勝負するとなると《星界の大蛇、コーマ》というさらにヤバいライバルが登場するので統率者向きか?
最初見たときデメリットが2つ目の能力であるもんだと思い込んでいたら、2つ目の能力は普通にこっちへ恩恵があるもので驚いたやつ。
今セットのサイクルの1つである汚いマナシンボルの並びカードの1つ。
出せるマナベースならレア相当の強さがあるように見えるのでリミテでは取ってみたい。
フレーバー枠
キリアンは「ジョック」でダイナは「ゴス」らしい。
あっちでもちょっと内向的な女の子とイケメン優等生がいい感じの関係になるのは定番なんだろうか?
バカカード
青緑
EDHでは面白そう。《よりよい品物》や《生命の遺産》でライブラリーを引き切れば《タッサの神託者》で即勝利だ。
リミテッドでもこのマナコストを支払えるならワンパンKOが目指せるので採用の価値は0じゃないと思う。
スタンダードなら投げ飛ばしてしまいたい。
《雷の頂点、ヴァドロック》が変容するときにあれやこれやすると無限に変容して墓地の火力を無限に使って勝つらしい。つまりコンボ用カード。
ほぼ《成長のらせん》
【スゥルタイ根本原理】が採用してくれたら見る目あったと自慢できるがどうなんだろう…
《王冠泥棒、オーコ》と同居させるつもりだったと考えると身震いするカズミナ。
常在能力で悪さできそうだが肝心の自分が弱弱しいので大したことはできなさそう。
瞬速とキャントリップどこ行ったん?
3マナはあんまり払いたくないけどまだ強い方の命令。
基本はクリーチャーかPWをバウンスしつつアーティファクトかエンチャントを打ち消すと思う。一番下の効果はほぼ見なくていい。
理想は《エンバレスの宝剣》や《グレートヘンジ》や《スカルドの決戦》を打ち消しつつ場の生物をバウンスとなりそう。
青赤
なんだよ俺の《時間の把握》がゴミみたいじゃん。まあこっちはソーサリーだが。
2マナの実質2ドローでしかもデッキトップ3枚も見れるのはなかなか。
ただ現在のスタンダードこういうドローするだけのカードがあまりにも使いにくい。こんな悠長にドローしてると殺されちゃうからターン中2枚目のドローに反応するカードと組み合わせて使いたい。
アーティファクトが何でも《マナリス》化する《最高工匠卿、ウルザ》に似たエルダードラゴン。
流石にEtBでゴーレムトークンではなく宝物トークンしか出さないが《黄金架のドラゴン》との相性もなかなか良さそうでスタッツがちょっと不安なこと以外はかなり良好なやつ。
【ティムールアドベンチャー】に入ったりはするんだろうか?
青赤になったほぼ《コラガンの命令》
基本は2点ダメージとアーティファクト破壊主軸で運用し、噛み合うデッキなら2枚ルーティング、土地の伸びに不安がありルーティングもしたくないなら宝物生成となるだろう。
命令サイクルで一番強いと思う。
日本語訳で読んではいけないカード。英語が板。
つまり4点を好きな対象に割り振って与え、2体のクリーチャーをタップし、青赤な4/4エレメンタルを出して、2ドローするとだけ覚えておけば問題ない。翻訳班の頭の中だけが問題なのだ。
プリズマリの超大型インスタントソーサリーはどうやら生徒の作品らしくちゃんとマナを払う(時間と労力をかけて作品を完成させる)ことができればそれなりに強力な効果を発揮でき作品として発表できるが2マナだけ払う(時間も労力もかけない)なら1マナ程度の価値の作品にしかならなかったという設定付けらしい。結構こういうのは好きだ。
両面
レガシーの緑単エルドラージポストで使ってみる予定のカード。
主に表面での運用になり相手のフルタップ《意志の力》を殺したり《渦まく知識》や《思案》のマナ効率を落として速度を落とすことを目的に使ってみたい。
エルドラージっぽさがすごいのにエルドラージではないのが残念。
表面裏面どちらもアグロ向きなカード。
基本は表面でアタッカー運用をし、リーサルの計算を楽にするために裏面を使うといったイメージ。
ただ表面はほぼバニラ2/1なのでそこまで強くはないかも。
意味不明な種族指定のロードと滅茶苦茶痛いドロースペル。
昆虫は《硬鎧の大群》を用いることでロード能力をばっちり生かせるだろうが他はかなり懐疑的、コウモリクリーチャーで有用なのいたか?
裏面は1枚につき3点もライフを失うが最大5枚も手に入るのは強力、ただしこういうのを強く使いたい終盤のトップデッキではライフを失っていて2枚程度しか手に入れられない、または裏面で唱えて手札を増やそうとすると返しのこうげきで死ぬとかざらにありそう。
かわいいフクロウとおっさん。
表面は白アグロにすんなり入る性能で《光輝王の野心家》の5枚目以降として使えそう。また、《太陽の神のお告げ》のような複数トークンを出せるカードとは強くシナジーしておりそういうトークンデッキが生まれるなら採用されそう。
裏面は+1/+1カウンターを置く代わりに2点が飛び、耐えられなければ死ぬという黒らしい強化。自分のクリーチャーを殺せば1ドローがついてきて丸損ではない。また相手のクリーチャーにもカウンターを置いてダメージを飛ばせるため実質的にタフネス1のクリーチャーは完封できる。
《マナリス》のおまけについにドローが付きだした。
マナシンボルの多いカードが入りがちな2色セットなのでこういうマナサポートは1枚は欲しかったり。
装備コストはともかく付与される能力が強い装備品。
これも1枚ピック出来たらうれしい枠。
無色
相手のボムを追放してクソドローさせることができたらいいね。
講義カードとしてサイドボードに置いておくにはまあいい方なんじゃないか?
シールドで2枚くらい使う必要がなくても出てきておいて欲しいカードだと思う。
神話レアのくせにテキスト欄削減でフレーバー要素を落とすな。
邪魔者とフラタクルを仲間はずれにしようと考えたデザイナー出てこい。
履修から持ってくるカードとしてはトークンのパワータフネスの合計が9/7とマナレシオ1以上になっており、7マナに見合った性能をしているのでそこは流石神話レアといったところか。
土地
いわゆる「見せラン」今清算すべき負債。
どんなに弱くても使わざるを得ないため使うが、たとえ2色アグロでも4枚脳死では入れない最弱レベルのレア土地。
おとなしく両面土地を使いましょう。
タップインだが4マナで占術1ができる2色土地の中ではコントロールカラーで採用できそうなこの2つが気になった。
青緑の方は【スゥルタイ根本原理】デッキにお試しでも入れる価値のあるカードだと思うし、青赤の方は【ジェスカイコントロール】のようなデッキが成立するなら《ヴァントレス城》に近い運用ができる2色土地として採用されてもおかしくはなさそう。
ふー、長かった…このセットカードが強くないのにテキストばっかり長くて疲れちゃった。
ミスティカルアーカイブについては今度書くのでまた見てね。